行動経済学(ナッジ手法)を活用した
脱炭素型ライフスタイルへの行動変容ナレッジ
~ ナッジ を活用した脱炭素行動を定着させるコミュニケーションモデルとは ~
脱炭素行動を定着させるコミュニケーションモデル(イメージ)
脱炭素ライフスタイル変換のためのコミュニケーションモデル
企業が継続的にカーボンニュートラル、脱炭素に取り組んでいくためには、脱炭素型の企業・商品・サービスが生活者や顧客から選ばれることが必要です。生活者の行動を脱炭素型に転換させるとともに、それを無理なく続けられ、定着させていくための、コミュニケーション戦略をご提供するとともに、脳情報技術やバイタルデータと掛け合わせて分析も実施していきます。
脱炭素社会の実現に向けては、toCやtoBのコミュニケーションにおいて脱炭素型の行動変容を促し、定着させていくことが重要であり、ナッジによる行動変容の過程において、対象となるターゲットの属性・嗜好のタイプごとに、5W1Hを整理し、
- When どんな状態のときに/どんなタイミングで
- Where どこで
- Who どのような主体から
- What どのような訴求方法で
- Why 何故そのような変化が起こったか
- How どのような手法で
を詳細に分析し、感情の可視化を行うことによって、パーソナライズと定着を図っていきます。これらを体系化することにより、脱炭素型の製品・サービス市場が拡大し、家庭部門を中心としたCO2削減により、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に寄与できるコミュニケーションモデルを構築しております。
また電通グループのオリジナルソリューションとして、
- ①
従業員向けの脱炭素行動促進 - ②
脱炭素行動をフックにした
社内コミュニケーションの活性化
のためのアプリケーションサービスを開発し、dentsu Japan内で実証実験を行なっています。企業は、①②で実現したアクションをコンテンツ化し、脱炭素への企業独自の取り組みを対外的に発信・アピールすることも可能になるサービス開発に取組んでいます。
脱炭素ライフスタイル変換のための感情モデルの構築
脱炭素型の行動変容の仕組みを解き明かし、社会に実装していくためには、ナッジのメソッドに加え、最先端の脳情報技術やバイタルデータの活用が必要不可欠です。同調性やデフォルト等、様々なナッジのロジックにおいて、それらが人の脳にどのように作用し、どのような気持ちの反応があって行動に至るのかのブラックボックスを解析していきます。
購買行動モデルが「AIDMA」や「SIPS」など時代と共に変化する中、人が意思決定・購買を行う時には大なり小なり感情が発生することに変わりはなく、数あるモチベーション理論(マズローの欲求段階説、ハーズバーグの二要因理論、マクレランドの欲求理論など)においても「やる気」「満足」「不満」「喜び」「期待」といった感情は重要であり、動機付けから行動に繋げるための要素であるといえます。
脱炭素行動を主目的とし、どのような感情が行動に繋がるのか、さらにはその先でどのような行動を起こすのか、動機付けタイミングにおける「感情」の可視化により解明していきます。